今年に入ってからデュンケルヴァイツェンボック、ヴァイツェンボックとヴァイツェンシリーズが続いていますが、このシュヴァルツヴァイツェンは2005年以来20年ぶり2回目のリリースとなります。
この二つを造ったからには、この流れで三部作まで造ろうと思った次第です。
今回のシュヴァルツヴァイツェンは定番ビールのスタウトと同等の色度を狙うことで、しっかりロースト香味を引き立て、デュンケルヴァイツェンボックと比べてもバナナ感は控え目でヴァイツェン特有のクローブ感が感じられる仕上がりです。
そして口に含むとヴァイツェンボックのようにトロリとまではいかない程度のボディながらリッチな味わい。もし可能であれば麦芽配合でこれだけ表情の変化がある、この三部作(ヴァイツェンも入れると四部作)を飲み比べていただきたいと思います。
未だに日本でも珍しいスタイルである今回のシュヴァルツヴァイツェン。ヴァイツェン好きな方には是非ためしていただきたいと思います。